身体を清潔に保つことは大切なこと


◇ブラシング◇

 

 

ブラシングは毛並みを整えるという効果以外にも、被毛の汚れを取る・皮膚への刺激により血行促進に繋がり新陳代謝を促す働きもあります。

 

犬猫の皮膚は人間より弱いので、ブラシの先が皮膚に新たない程度の力で優しくとかします☆

顔は、目や派を傷つけないようにしましょう。

 


◇シャンプー◇

 

 

シニア期の全身シャンプーは体力の消耗が激しく負担が大きいです。洗面器にお湯(37~38度)をためて部分シャンプーにて対応するといいといいでしょう。

小型犬ですと、直接抱っこでドレッサーにてシャンプーもできると思います。よろける場合には、しっかり支えながらシャンプーをしましょう。

 

汚れがちな陰部のシャンプー時には、立たせての体勢の場合では、お尻に注意が行くあまり、犬の体を前方へ押しがちですが、前のめりになって体制が崩れ、転倒する場合があるので注意してあげましょう。

 

部分シャンプーでも、体調の良い時を選んで、シャワー温度はぬるめで水流も弱くし、皮膚への負担を減らしてあげましょう。水量の調整が難しい場合には、シャワーヘッドを手で覆って対処する方法もあります☆

 

呼吸器の病気がある場合には、お湯の蒸気などの湿気が原因で、症状が悪くなることがありますので、換気に気を付けましょう。

 

猫の場合には、体臭はきつくないので、ホットタオルなどで全身を拭く位で良いでしょう。

 

全身・部分のいずれのシャンプーに対しても、被毛に湿気が残っていると雑菌が繁殖し、皮膚病の原因になりますので、しっかりタオルで拭き低温のドライヤーで乾かすようにします。

 


◇全身を拭く場合◇

 

 

 

寝たきりの犬や、体臭が少ない猫の場合には、普段のケアとして月に2~3回くらいでいいので全身をふいてあげるといいでしょう。

 

洗面器に37~38度のお湯を用意し、タオルを硬く絞り全身を拭いていきます。タオルを広げて短時間のみ蒸らすと汚れが浮いてきます。

長い時間ホットタオルのように体を蒸らすのは、負担がかかるのでごく短時間にします。

 

首⇒お尻へと、毛の流れに沿って拭きましょう。

 

目や鼻・口・耳周り、陰部などの汚れやすい場所は、特によく拭きましょう。

 

脚も1本ずつ包むように優しい力加減で拭いていきます。

 

肉球・指の股・爪も丁寧に拭きます。

 

部分シャンプーの時と一緒で、毛に水分が残ると雑菌が繁殖して皮膚疾患の原因になりますので、しっかり乾燥させるようにします。