老犬介護に適している住空間


・老犬介護に適しているのはリビング

 

老犬は感覚器官や体力が落ちていますので、犬自体も、生活の面でいろいろな不安を感じやすくなっています。安心して生活してもらえるように、人の気配がするリビングを生活のスペースにするとようでしょう。

 

大好きな飼い主さんの気配をいつも感じられ、落ち着いた心で生活出来ると思います。

 

家具の出っ張りはぶつかって大丈夫なようにガードを付けたり、ちょっとした隙間などに入り込んで出られなくなる子もいますので、入れないように隙間を埋めておくようにしましょう(*^_^*)

 

室温にも気を付け、暑すぎず、寒すぎず(25度くらい)で、湿気もあまり高くならないようにしましょう。50%前後が好ましいです。

あまりに湿度が高い状態では、呼吸器疾患がある老犬だと症状が悪化することがあるようですので、気を付けましょう。

 

 

・床材

 

フローリングのお部屋が多いと思いますが、滑りやすい床は思いがけない怪我を引き起こすこともあります。老犬にかぎらず、若い頃から床は滑りづらいように、カーペットを敷くなどの工夫をしてあげましょう。

 

ホームセンターに行くと、コルク製のマットなど、タイルマットが売られています。

タイルマットだと、粗相をした時に汚れた部分だけを洗ったり、取り替えたり出来上ますので、便利かと思います。

 

フローリングがいい場合には、フローリング自体に滑りづらくするコーティングも出来るようなので、利用してみるのもいいでしょう。

 

 

・段差

 

老犬は足腰が弱って来ますので、階段の上がり降りができない・ちょっとした段差につまずくと言った事で思わぬ怪我をしてしまう可能性があります。

段差にはスロープをつけたり、階段には近づけないようにガードを付けたりすると良いでしょう。

ガードは人間の赤ちゃん用のガードでも十分代用できます。リサイクルショップなどでもよく扱われているアイテムで安価で購入できるので、利用して見るのもいいと思います☆

 

 

・トイレ

 

粗相をする回数も多くなって来ますので、トイレトレーやペットシーツは大きめのものを用意してトイレを使いやすくしてあげましょう(・∀・)

 

室内でのトイレの習慣がない子は、1日に数回外に連れ出してトイレタイムを取ってあげましょう。回数は、それぞれで変わってくると思いますので、犬の様子をみながら調整していくといいと思います。

 

看板犬のマディくんは、もともと室内トイレでしたが、2階にあったため、シニア期を迎えるにあたり、階段を上がり下りしなくて良いように1階にトイレを移動した所、トイレ移動が嫌だったらしく、室内でトイレを全くしなくなりました(^o^;)ので、1日に数回外にてトイレタイムとっています(^O^)


老猫介護に適している住空間


・老猫介護に適しているのはリビングなどの広く開放出来る部屋

 

運動場を兼ねて、開放的な部屋での介護が望ましいです。人見知りをする子の場合には隠れられる場所も用意してあると安心します(*^_^*)

 

また、猫は住空間の環境の変化にも敏感なので、家具の配置換えなどにも気をつかてあげましょう。

 

室温も老犬介護の時と同様に気を付けます。猫は特に若干乾燥しているくらいが快適に過ごせるので、湿度には気を付けましょう。

 

 

・床材

 

犬の場合と同様です。滑りにくく、粗相をしても手入れがし易いカーペットなどがおすすめです。

 

 

・窓

 

外を眺めるのが好きな猫は多いです。老猫には、良い刺激にもなりますね☆

窓辺で日向ぼっこなど、くつろげるようなスペースを作ってあげると良いでしょう。

 

 

・段差

 

キャットタワーは天井まであるような高いものは下げ、2~3段くらいの高さがあれば十分です。あまり高いタワーだと、個体差はありますが、老猫は爪も若いころとは違って分厚く丸みを帯びてくるので、転落の危険が出て来ます。転落回避の為、低いキャットタワーを用意すると良いでしょう☆

 

 

・トイレ

 

猫の好みに合ったものを用意しましょう。猫が落ち着いて排泄できる場所に設置します。多頭飼いの場合には、頭数分のトイレがあるといいでしょう。

 


before 動物介護について                next→身体を清潔に保つ